電通新入社員の自殺に思う

写真と文章は関係ありません
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■今日の質問「部下の居場所をちゃんと作ってあげていますか?」

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みなさん、こんにちは。あきらめかけている人をあきらめない人にするコーチ森です。

 

最近、電通の新入社員が昨年12月に自殺した件がニュースに取り上げられています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00000506-san-soci

 

自ら死を選択した新入社員は、母子家庭で女手一つで育ててきてくれたお母さんに「一流企業に就職し、お母さんを楽にしてあげたい」と言って、頑張って勉強して東大に入り、電通に入社されています。

 

私も母子家庭で育ち、貧乏だったのに大学まで出してくれた母親がいます。だから、亡くなった新入社員のお母さんの気持ちを思うと、本当に胸が張り裂けそうになります。

 

なぜ、このように追い詰められるのでしょうか?

読者のみなさんの周囲でも、同じことが起きる可能性は0%ではありません。人間の持っている本質を、知っておいていただき、このような不幸が起きないようにしていただきたいなと思って今日は書いています。

 

忙しい職場では、ともすれば殺伐とした雰囲気にもなりがちです。

人のすることに関心をもって優しくしてあげる余裕もなく、ただ目の前の目標を達成させるために時間を費やす。人間は余裕がないと自分自身を痛みから守ろうとして攻撃的になります。そして、「社会のために」作られた会社の理念を歪んで捉えてしまい、「自分だけのために」と自分に都合よく解釈して行動するようになります。

 

こんな行動を、全体を統括するリーダーが見逃したりすると、その組織は危険信号です。

平気で相手の人格を踏みにじるような言葉や態度が出たりしてきます。

今回の電通の事件のような所までは至らなくても、繊細な方は心を痛めたりしてしまいます。

 

そもそもそれぞれの会社の理念は、世の中に価値を提供するという内容で作られているところがほとんどでしょう。

世の中に提供する価値とは一体何か?

それは、新しい発見や時間の共有など、いろいろなことを通して人のしあわせにつながることです。

 

人のしあわせを価値として提供するのに、提供する人(従業員)がしあわせでなければ本物の価値は提供できるのでしょうか?

 

人によって価値観はそれぞれです。そして、人は自分の価値観に沿って行動することで幸せを感じる生き物です。この原理原則を使うことで、人の生産性は飛躍的に向上させることができます。

 

リーダーの仕事とは、会社の大切にしている価値観と、部下の大切にしている価値観を合致させることによって、充実感をもって仕事をさせることに尽きると思いますが、みなさんはどう思われますか?

職場を、誰もが自分の力を安心して発揮できる「居場所」だと感じられるようにしてこそ、世の中へ真の意味での価値の提供ができるのではないでしょうか?

 

少なくとも私は26年間サラリーマンとして、一貫してこれを実践してきました。

その結果、社内での成果も評価も手に入れることができました。

今、世の中にその手法を浸透させるべく新しい仕事を始めて1年になります。

 

みなさんの中にも、同じような成功体験を持たれている方もいらっしゃるでしょう。ぜひ、その手法をご自分の組織の中で広げていっていただき、幸せを生む働き方、本物の価値を提供できる働き方を、少しでも多くの人に伝えていっていただけたらと思います。

 

私自身は11月1日に、心理カウンセラーで精華学園高校町田校校長、日本心理療法協会会長でもある椎名雄一さんと「社員がやめない会社づくり~人材の多様性に対応するリーダーシップとメンタルヘルス~」セミナーを開催します。

どうやって、社員や部下の気持ちを活かしながら生産性を向上させるかのメソッドが詰まった講座です。

「なんとかしたいが手法がわからない」と思われる方、ぜひ、この機会に学んでください。

お待ちしております。

 

あなたは部下の居場所をちゃんと作ってあげていますか?