自分を責める思考からの解放

■今日の質問「本当に大切にしたいものを大事にしていますか?」 

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こんにちは。あきらめかけている人をあきらめない人にするコーチ・森です。

 

先日までアロハを愛用していた私ですが、東京は最近急に寒い日が多くなり、長袖シャツに上着が当たり前の気候になりました。

かと思うと日差しの明るい日中は汗ばむほどの気温になることもあり、今日は何を着ればいいのかと毎日のように頭を悩ませたり、体調を崩しておられる方もいらっしゃるかもしれません。

少々まどろこしいようでもこうして気温の上下を繰り返し、そして時には、はっとするほどの大きな変化を見せながら、季節は秋から冬へと変わっていきます。

 

人間の感覚も同じように普段は気が付かないほど少しずつ、そして時には大胆に変化していくものです。

 

昨日はクライアントさんとのセッションでした。

 

とても優秀な方で、今は会社の人事部門の責任者をしておられます。

最初にセッションを受けたときの彼女は、頭が良くて仕事もできる、でも人への愛情もしっかり持っている、他人から見たら理想的な女性という印象でした。

 

でも、本人は「そんなことはない」って思っていたんです。思い込んでいたんですね。

人からせっかく褒められても、そのたびに「いや本当はもっと頑張れるのに、頑張らないといけないのに、私はやっていないから」と自分自身を責めてしまう言葉が対話の中から何度も出てきます。

 

目の前のことには常に全力投球。それでも、足りない、足りない、と思うことで、自分を奮い立たせている。どこか無理をしているように私には見えます。

 

なぜそうなるのでしょうか?

話を聴いていくうちに、彼女のお父さんが大きな影響を与えていたことがわかりました。

娘に対し非常に厳格だったお父さん。

彼女はそんなお父さんに距離感を感じ、昔から心を開いての話がなかなかできなかったそうなのです。

けれど、本当は彼女はお父さんのことが大好きでした。

 

本当は大好きなお父さんに認められたいという願望が心の中にあり、彼女は目の前に起こる現実を、厳しいお父さんに認められたいという意識のフィルターを通して見てしまってきていたんですね。それがあって彼女は、自分に厳しく接していました。

 

その後、私との何回かのセッションを通して彼女とお父さんとの距離が縮まり、いろんな話ができる関係になりました。お父さん娘への大きな愛情が、娘への厳しい態度になっていたことが理解できたのです。

相互の理解が深まり、お父さんが本来もっていらした優しさを感じとれるようになるにつれ、それまでの彼女の「自分を責める思考」がなくなり、「愛情を与えること」が自然な行動として外へ現れるようになってきました。

 

これは、お父さんへの理解が深まり、お父さんが厳しさの裏で大切に考えていたものに触れることができたからだと考えられます。そして、お父さんのことを「大切な人」と彼女が思っていたからこその変化です。

 

自分の信じていたことが変わると、本人が気づかないうちに行動も変化します。

他人からの評価やフィードバックに感謝できるようになって、彼女の魅力がさらに大きく花開いてきました。

 

そして、今、彼女は新しい職場・仕事にチャレンジして1年を経て、さらに上の次元に行こうとされています。

「本当に大切にしたいこと」を見つけて、それが満たされる行動をプランするので、幸せを実感しながら前に進まれています。

 

そのように幸せを実感しながら仕事をしている人は、後進から見ると間違いなく「あこがれの人」となるでしょう。

 

自分の大切にしたいことを、目の前の現実の中で大切にする。

これこそがワークライフバランスの本当の姿ではないかと私は思います。

 

そして、そんな姿にコーチングセッションを通して携われる私自身も、人間の可能性の深さを学び、幸せを頂いております。

ありがたいですね。

 

あなたは本当に大切にしたいものを大事にしていますか?