大切にしたいことを思い出す機会

堀江信宏さん(左)とご著書「自問力」(ダイヤモンド社)
堀江信宏さん(左)とご著書「自問力」(ダイヤモンド社)

■今日の質問「初心を思い出す機会を創ってみませんか?」 

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こんにちは。悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす人財育成コーチの森泰造です。 

 

先日、私がコーチングを本格的に学んだ 「社団法人コーチングカレッジ」の「コーチング基礎講座」に受講生として参加しました。 

 

参加した目的はいくつもあるのですが、その中でも大切な目的としていたことが2つあります。 

一つは「『コーチングを自分の人生のツールにする』と決めた時の感情を呼び起こしたかったこと」。 

もう一つは「技術的な面での自分の強みと弱みを確認すること」。 

 

受講された方の中には、コーチングが初めてという方もいらっしゃいます。 

講師の堀江信宏さんは『初めての方も、初めてだからこそ理解がぐんと深まることもありますから』と、気遣う言葉をかけておられました。 

 

その言葉を聞いて、私は「あーっ、そうだった!」と、一気に救われたあの時のことを思い出しました。

 

初めてコーチングカレッジの講座に参加した時のことです。 

誰も知ってる人いないし、両隣の人は既に人気コーチとして著名な人だし、自分がこんなところにいるのは場違いではないのか、どうしてこんなところに来ているんだろう……。

自分への期待はあったものの、一気に不安が増してきたその時に、私はあの言葉に救われたのです。 

 

「安全安心の場づくりが学びや成長に欠かせない」という理論が体感覚に落としこまれた瞬間を思い出すことができ、改めて「体感覚の持つインパクト」と「安全安心の場づくり」の大切さを実感しました。

 

もう一つ、大きくうなずいた堀江さんの言葉。 

『人はリアリティを感じたものでしか動かない、だからこそリアリティのある未来を描くことで自分の未来は変えられる。これがコーチングを使う理由です』 

この言葉でも、また昔のことが蘇ってきます。 

 

堀江さんの講座に通い始めた当時のことです。 

前職のKFCで、魅力ある未来を描くことが最大の成果を創る戦略であることを確信していた私は、それを人と創り、共有できるツールを長年探していました。 

そのツールはコーチングだと思ってはいたのですが、当時通っていた別のコーチングスクールでは、なんだかしっくりきていなかったんです。 

でも、この堀江さんの一言で「これだ!! これしかない!!」とビビッときた感覚を思い出したのです。

 

このように、体感覚でその時の感情を思い出すと、自分の中の緩くなっていたアンテナがピン!と立ったような感覚になります。 

すると頭の状態が活性化されて、あれができるな、これもできるな、この問題はこうすれば解決できるなと、いろんなひらめきが自分の中で発生します。 

 

基本的なことを学び直すことで、学びへの渇望感に満ちていたあの時の感覚が呼び起こされ、それがいろんなひらめきを生みました。 

 

人って、頭の中の考えだけでは消化しきれないものなんです。 

こうやって、体の感覚を呼び戻す機会を創ることで、より学びが深まるんですね。 

 

新しいことを学ぶことは、それはそれで新しい発見があり、自分の可能性を広げるチャンスになると思いますが、こうして一度学んだことを何度も学び返す体験は、全く違った感覚でエネルギーを取り戻せます。 

自分の強みや大切にしたかったことを思い出させてくれるので、より自分の長所や個性が伸ばせる機会になるのです。

 

仕事をしていると、何か問題が発生した時に人は「何かいい方法はないかなあ?」と考え、多くの人は新しい手法や手段を探します。 

 

一方で、この日の私のように昔やっていたことを思い出す機会、体験する機会を創ることで、問題解決の糸口を探し出し、さらなる自己成長、強みを伸ばすチャンスを得ることもできますね。 

 

過去の自分には数多くのリソースが隠されています。 

 

それを使わず、そのまま潜在意識の中に置いたままにしておくより、たまには呼び戻してみたらどうでしょうか。 

 

同じことを学んでも、また新しい発見が出来るはずです。 

 

あなたも、初心を思い出す機会を創ってみませんか?