不安で行動ができない時には

■今日の質問「自分が本当に大切にしたいものを認識していますか?」

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こんにちは。

悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす、人財育成コーチの森泰造です。

 

梅雨前のこの時期は、風を感じながら歩くととても気持ちがいいものですね。

 

どうして「気持ちがいい」とわかっているのでしょうか?

それは、過去のそんな気持ちのいい体験をイメージをしているからなんです。

 

これって当たり前の事ですよね。

経験のあることは、こうして良い結果を予測ができるからこそ、進んで行動できるのです。

一方で、これが新しいことへのチャレンジだったりすると、不安が先に来て行動できない人が多くなります。

 

先日、セッションを受けていただいた方も同様で、「プロコーチとして活動したいが、なかなか行動に移せていない」というお悩みをお持ちでした。

 

彼女の考えを要約すると以下のようになります。

・一生働いて、仕事とプライベートを充実させたい

・コーチングに出会った時、素晴らしいと思い、これを職業にしようと思った

・コーチとして貢献しながら自分も相手も幸せになれる、年収1千万が目標

・自分がコーチングをもっと早く知りたかったから、他の人にも早く知ってほしいと言う気持ちが強い

・相手が目標に向かって進んでいけるよう、サポートができたらいいなと思う

 

一見すると、目指す道がはっきりしていて自分から動けそうです。

しかし、ご自分でやろうと考えていた体験セッションの実施や、契約を取ろうとする行動がとれない状態でした。

 

実は、彼女と最初に話をしたときに、「本当にこの道に進んでいいのだろうか?」という不安感を感じとりました。

立派な言葉を述べられますが、気持ちが乗っていない印象です。

 

こんな時は、不安を打ち消すものを見つけてあげることです。

不安は、先が見えないときに生じます。先が見えないときは見えるようにしてあげることです。

それがビジョンです。

そのビジョンを描くときに最も大切なことは、その人が本当に大切にしたい「価値観」なんですね。

大切にしたいものがビジョンの中に入っているからこそ、その未来を信じられるようになります。

 

逆に価値観の入っていない、もしくはその価値観があいまいな場合は、未来に不安が払しょくできないので動けません。

リーダーシップ講座では「魅力的な目標」とも言っています。

魅力的だからこそ、人はそちらに行きたい気持ちが強くなります。

 

私は、彼女の大切にしたいものを探っていきました。

自分のどこに価値を感じるか、仕事の何に価値を感じるのか。最近のお仕事、独身の時のお仕事、学生の時のアルバイトから小学生の時のことまで。

丁寧に質問を重ねていくと、本当に大切にしたかったことが明らかになってきました。

 

以下は、後日彼女にいただいた感想の一部です。

 

「セッションで自分が最初に掲げた目的よりももっと大きな成果を得られました。向かっていく方向性がはっきりしました。今まで自分の価値観がはっきりしなかったのですが、森さんがあっという間に私の価値観を紐解いてくださって、それはとても腑に落ちました。自然と涙があふれてきたのにはびっくりしました。気持ちがスッキリしました(以下略)」

 

人は心の底から大切にしたいもの=「価値観」を見つけることができると、感情が動かされます。

彼女のように、自然と涙が出てくることはよくあることです。

 

はたから見たら、変なおっさんが女性をいじめているような構図ですが(笑)。

 

「コーチングを仕事にしたい」と言う目標はあるものの、コーチングと言う仕事を通して自分がどんな価値が提供したいのかが、実感値を伴うレベルでは理解されていなかったんですね。

 

過去の体験のなかに潜んでいた実感値のある価値観を手にした彼女は、何を大切にして未来を考えればよいかがわかり、自信を取り戻しました。

 

これから行動や計画にその価値観を取り入れれば、価値観自体にもさらに磨きがかかり、アイデンティティが確立されていきます。

そして「私は人を幸せにできるコーチ」という確信を持った状態がつくられていくのです。

 

すべての人が過去に、いろいろと価値があると感じる体験をしています。

 

それを初めて体験する未来の目標設定に当てはめることは、一人ではなかなか難しいことでしょう。

 

不安を感じて前に進めない方は、ご連絡ください.。

しかしその前に、ご自身で自分の過去を振り返ってみましょう。

 

お宝はそこに潜んでいます。

 

あなたは、自分が本当に大切にしたいものをわかっていますか?