学びの効果が半減する理由

■今日の質問「不安だから学んでいるってことありませんか?」 

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こんにちは。

悩めるリーダーにブレイクスルーを引き起こす、人財育成コーチの森泰造です。

 

あなたは研修やセミナーで学ぶときの目的を、どう設定していらっしゃるでしょうか?

 

コーチングをやっていると、本当にたくさんの優秀な方、頭の良い方と出会います。

 

彼らは、余暇のほとんどを「体験」に費やしています。

買ったら過去のものになってしまう「物」よりも、未来の礎になる「体験」に投資されるんですね。

 

このお金の使い方に、私は大賛成です。だって、未来は自分にしか作れませんから。

 

この体験の中でも、多いのが「学びの体験」に投資される方ですね。

このような選択をされる方は、極めて人間の本質を大切にされる方とも言えるでしょう。

 

ところが、そんな優秀な方の中にも、いつまでも学びに投資を続ける方が多くいます。

そして、その学びへの投資の目的が、本当の願望ではなく欠落感を埋めるためのものになっている方が少なくありません。

 

例えば「コーチングの学び」に投資する場合を考えましょう。

健全な考えで学ぶ方は、「コーチングを学んで、コーチングを生業とする」、「コーチングを学んで、自分のコンテンツの伝え方を効果的にする」など、学ぶ先の目標を設定されています。

 

一方で欠落感を埋めるために(本人は自覚していないことが多いのですが)学ぶ人は、「あの人がコーチングって面白いって言ってたから」「コーチングの使い方を学びたい」等の目的を持っています。

ところが、これらの目的は「学ぶ」ことしか考えていません。

 

この姿勢で学ぶと、コーチングを学んでいる最中は楽しいのですが、学びの期間が終わると、途端に元気がなくなります。

せっかく高いお金を払ってまで学んだのに、学ぶこと自体が目的だったので、学び終わると、次の目標が見いだせないのです。

 

そうこうしているうちに、2日経ち、3日経ち……、

いつの間にか学んだことが遠い存在になっていくのです。

そして、学んでいない自分に不安を覚え、未来の為には学ぶしかないと思って

新たな学びを続ける……。

 

知識や情報が増えればそれでいいと考える方はいらっしゃいますし、単純に学ぶことが好きという人を否定するつもり毛頭ありません。

 

私は学びは社会に又は自分の周囲に循環させる、還元させることを考えますし、「学ぶことを目的にする」よりも「学んだ先に得たいものがある」とした方が問題意識を維持向上させられ、周囲に良い影響を与えられるということが、私の考えです。

 

私は企業研修に行くときも、必ず受講生には「研修が終わった先にあるもの」をイメージして言語化していただきます。

なぜなら、受講の質が格段に上がるからです。

 

仕事も同じことが言えるでしょう。

今そこに降りかかってきた仕事があるからとりあえず片づけようとやっている仕事と、今やっている仕事の先にある、例えばお客様の喜ぶ姿やチームの成長するさまをイメージして行う仕事では、仕事をしている本人の気持ちが違いますよね。

 

学びを始める時は、単なる興味で始める人も少なくありません。

最初は、それでいいんです。

ただし、学び始めたら明確な目的=未来のイメージを設定して、それを実現させるためには、どのようなアウトプットが必要であるかを考えてみましょう。

 

組織のリーダーの方のリーダーシップにも、相通ずるところがありますよね。

 

あなたは、何か不安だから学んでいるってことありませんか?