未来志向と現場対処主義の差

【今日の質問】

未来志向を常に意識してみませんか? 

-----------------------

 

こんにちは。 

悩めるリーダーにブレイクスルーを起こす、

人財育成コーチの森泰造です。

 

今回は、私の著書の題名にも使った

「部下の動かし方」について書きます。

 

「部下の動かし方」と言うと、

文字通り人を動かすテクニックだけを

イメージされる方も多いと思います。

 

確かに、人を動かしたり育てたりすることに

悩んだり葛藤したりしていると、

人はどうしても、

簡単に効率よく解決できる方法を探します。

 

「こんな言葉を使うといいよ」

「こんなツール(道具)がありますよ」

といった情報が入ると、飛びつくわけです。

 

この時、飛びついた情報を

その場の対処だけに使う人と、

その情報をいろんな局面に活かして、

使い方を創造し、広げていく人とがいます。

 

この差は何なのでしょうか?

 

様々な見方があると思いますが

私の考えはこうです。

 

この差は、

将来を見据えて考えているか否かの

違いなのです。

 

前述の人の動かし方で悩んでいる人のうち、

その場の対処だけに使う人は、

「今の問題をとりあえず何とかしたい」

ということだけで頭がいっぱいなので、

対処法を実行して事態が収まると、

ホッとするだけで終わってしまいます。

 

そして新たな問題が発生すると、

また対処法を探します。

こうやって、対処することを自分の仕事に

してしまうんですね。

 

一方で、一つの対処法を得たときに、

その問題に対処しながら、

さらに未来を考えている人は、

「この対処している経験を何に活かそうか」

と、考えながら対処しています。

 

ですから問題の対処が終わると、

再発防止の取り組みだけでなく、

この経験に対処したプロセスを

自社の強みに変えようと企画するなど、

対処した経験をいかにリソースとして、

経営に活かしていくかを考えます。

 

経営効率を考えたときに

どちらが生産的であるかは明白ですね。

 

ではどうしたら後者の考えが

いつもできるようになるでしょうか?

 

人は、未来の在りようや目標を

常に意識していると、

今、目の前にあるものや、

対処していることを、

どう未来の在りように活かそうかと

考えるようになります。

 

この考え方は、

自ら未来を創っていく立場の方、

経営者や個人事業主の方には必須です。

 

一方で、上層部から降りてくる目標を

どうやって達成するかに

日々取り組んでいる一般のサラリーマンは、

この未来志向の習慣づけは、

環境が整わないとなかなかできません。

 

そうすると、だんだん前述した

「対処するだけを仕事と考えている人」が、

増えてくるのです。

 

少しはそんな方がいてもいいでしょう。

でも、それが当り前の会社になったら

どうでしょうか?

 

目の前の現実しか見ない人たちの集団に

なってしまいますね。

 

私に相談に来られる方のほとんどが、

この「目の前の現実しか見ない集団」に

なっています。

 

人は、もともと自分の安全・安心を

守ろうとする生き物ですので、

様々な物事の中でも、

自分に都合の悪いことが先に目に入ります。

 

すると、目の前にある

自分にとって不都合な現実だけに、

気を取られてしまうようになるのです。

 

それに対し、生産性の高いチームや会社は

常に未来を見据えて活動しています。

 

経営者だけでなく、末端の社員にまで

未来志向が徹底されているのです。

 

あなたも、部下を動かす時の自分の行動から

見つめ直してみませんか?

 

そして、

部下をはじめとした周囲の方々の行動も、

こうしたその場限りではない視点で

見直してみてください。

 

拙著『ケンタッキー流部下の動かし方』は、

ビジョンの描き方や

主体性を発揮させる手法を

ほめ方・叱り方と併せてお伝えし、

未来志向になれるヒントが満載です。

 

また、私が塾長を務める

「リーダーシップ実践マスター塾」では、

こうした考えが刷り込まれるような

行動習慣を身につけていただきます。

 

ぜひお役立ていただければと思います。

 

あなたも、未来志向を常に意識してみませんか?