問題だけでなく全体にフォーカスする

【今日の質問】

問題が発生した時でも、

物事を俯瞰できる視点や質問を持っていますか? 

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こんにちは。 

悩めるリーダーにブレイクスルーを起こす、

人財育成コーチの森泰造です。

 

先日、誰もが知っている有名企業から

管理職対象の研修の依頼をいただいて、

打ち合わせに行きました。

 

人事担当の方からお話をうかがっていくと、

現在は以下のような状況だとのこと。

 

・かつては業界のトップだったが、

今はライバルに大きく差をつけられている

・社員の年齢構成がいびつ。

55歳から60歳までの年齢層の人数が多く、

逆に若い人は少ない

・若い管理職からは、

年上の部下が動いてくれない、

扱いにくい、との不満が多い

・年配の社員は、「昔はよかった」という

昔の栄華を自慢げに話すことが多い

 

そこで私に、管理職の方たちに向けて、

年配の部下にも能力を発揮させられるような

研修をしてほしいとのことでした。

 

あなたは、ここまで読んで、

どんな組織風土を想像されますか?

 

相当空気がよどんで、

働きにくい職場になっているのではないかと

思いませんか?

私もこの時には、そう感じていました。

 

そこで視点を変えて、

「御社のいいところって何でしょうか?」

と質問してみたのです。

 

すると、

・社員が何を言っても許容される風土がある

・モノづくり、企画に対するプロ意識が高い

・社員全員が会社を愛している気持は他の会社に負けないものがある

と、出てきました。

 

最初の印象とずいぶん変わりますよね?

 

人から話を聞くと、

それがすべてだと人は思い込みがちです。

 

特に悪い報告が入ったときなどは、

対処しなければと焦れば焦るほど、

その裏にあることや、

全体の構図が見えなくなったりします。

 

人から相談や報告があった際には、

別な側面から見るとどうかを質問すると、

目の前の事象だけに

とらわれてしまうことがなくなります。

 

この対話習慣を、

職場でメンバー全員ができるようになると、

もし、何か問題が発生しても、

それをチャンスに変えよう、

そこから学んでさらに良くしていこう、

という空気にさえなったりします。

 

私もこちらの会社の良い面がわかって、

少しホッとしました。

最初の話だけでは、

こちらも相当気を引き締めてかからねば、

と思っていましたから。

 

こういう組織風土の会社ならば、

研修の企画にも、いろんなチャレンジを

取り入れることができそうです。

 

物事には陰と陽があると言われます。

特に判断を下さなければいけない時には、

良いところ、改善すべきところ、

双方の情報を意識して入れて、

総合的に判断されることをおすすめします。

 

あなたは問題が発生した時でも、

物事を俯瞰できる視点や質問を持っていますか?