日本経済の活性化になぜ個々のリーダーシップが欠かせないのか

【今日の質問】 

国を元気にする視点で

個人の能力を見てみませんか?

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こんにちは。 

悩みを強みに変える

人財育成コーチの森泰造です。

 

今日はいつもと趣向を変えて、国の視点から

人財育成について書いてみます。

 

あなたは、なぜ政府が働き方改革を

進めているかご存知ですか?

 

いろんな考え方はありますが、

第一には経済的な豊かさのためなんです。

 

日本のGDP(国内総生産)。

これは、日本人がどれだけ働いて

儲けを出しているかの指標ですね。

GDPが上がれば経済が豊かになり、

国民一人一人へ分配される価値も増えます。

 

GDPは簡単に言うと、

「生産人口」×「一人当たりの生産性」で

はじき出されます。

生産人口とは、15歳から65歳までの、

いわゆる「働くことのできる人の数」です。

 

中国などの新興国は、

豊富な生産人口を抱えていますから、

生産性を少し改善するだけで

GDPは上がり続け豊かになれます。

 

でも日本の生産人口は、

2010年と2060年を比べると、

なんと半分近くにまで減るのです。

一般的な少子高齢化の図式よりも、

生産人口の減少の方が

その勢いが激しいのですね。

 

ですから生産性を上げない限り、

日本のGDPは上がらないのです。

 

政府はここに危機感を感じて、

働き方改革の旗を振っているんですね。

 

ただ、政府は民間の細かい部分にまで

入り込むことはできないので、

残業削減や多様性を活かす働き方を

提案するくらいしかできません。

 

生産性を上げる方法は、

私は以下の3つだと考えています。

①AIの活用

②労働の流動性を高める

③個人の生産性を高めるトレーニングをする

 

まずはひとつめの、AIの活用についてです。

 

AIの技術で生産性が上がるとともに、

生産人口減少の歯止めにもなるでしょう。

ただし、

AIにこれまでの働き場所を奪われる人が

相当な数出てくることも、

容易に予測できます。

 

例えば、銀行員の今の仕事の90%以上は

AIでできると言われており、

メガバンクは万単位の人員削減を

既に計画しています。

 

ふたつめは、労働の流動性を高めること。

 

これまでの働き方は、

一つの会社で専門知識を磨いたら、

社内だけでそれを活用するのが通例でした。

今後は、その専門知識が他の会社でも

シェアされるようになってくるでしょう。

 

例えば、スターバックスコーヒーの

人財育成メソッドは優秀なので、

現在スタバでアルバイト経験のある大学生は

就活では引っ張りだこです。

 

市場から評価を得ている

スタバの人財育成チームは、

スタバの中でしか働かないという

これまでの通例を破って、

今後は他の起業の人財育成に

出稼ぎに行ったりするようになるでしょう。

 

企業も自分たちだけで生産性を上げるより、

WIN-WINの関係で、

互いに得意なところを補完し合う方が

効率がいいので、

マッチングが当り前となることでしょう。

 

会社同士が合併するような

大掛かりなことではなくて、

部分部分で協力し合う姿が

一般的になると思います。

 

3つめは、

個人の生産性を高めるトレーニングです。

 

AIが入ってくると、単純作業の労働需要は

確実になくなっていきます。

すると、専門技術または

AIでできない技術を磨くことが、

これまで以上に求められるようになります。

 

AIでできない技術の代表例が、

EQ(こころの知能指数)を扱うことです。

・人との関係性構築の技術

・信頼関係を強くすることで

チームを活性化させる技術

・コミュニケーションの技術

 

こうしたリーダーシップの技術は、

これまでは必要とされながらも、

企業が優先的に取り入れることは

多くありませんでした。

どちらかというと、余裕のある企業が

予算を組んで取り組んでいたイメージです。

 

でもこれからは人の心に働きかけて、

その人自身、そしてチームの生産性を

向上させる技術を、

高い次元で保持している人が求められます。

 

いかがでしょうか。

遠くない未来をマクロの視点で考えながら、

あなた自身の、

そしてあなたの会社の未来を、

考える機会になればいいなあと思って、

今日は書いてみました。

 

あなたも、国を元気にする視点で

個人の能力を見てみませんか?